クラブチーム選手登録の秘訣!スクール選抜から公式戦出場を目指す方法

サッカー

子どもがサッカーで競争を勝ち抜くためのステップ

スペシャルクラスと選手登録の話

サッカーをやっている子どもたちにとって、クラブチームやJリーグの下部組織は憧れの道!

しかし、目指す子供たち、親御さん達はとても多く、簡単ではありません。今回は、小学生低学年の子どもたちがどのようにしてサッカーの競争を乗り越え、次のステップに進んでいくのか、その過程をお話します。

スペシャルクラス

まず、サッカーのクラブチームやJ下部のスクールには「スペシャルクラス」「ファーストクラス」「選抜クラス」などという、特別なクラスがあります。この特別なクラスに進むためには、コーチの推薦が必要です。セレクションがある場合はそこで合格した子、外部からのセレクションを行なっていないクラブチームなどは、まず、クラブチームのスクールに入会して、練習を続けていると、コーチがその子の成長を見て、「この子はスペシャルクラスに進んでもいい」と判断して推薦してくれます。

でも、特別クラスに進んだだけでは終わりません。次のステップとして、練習試合や公式戦に出場するU9やU10のメンバーが選ばれます。選ばれたメンバーの中からAチームやBチームなどに分けられ、自分の子が試合に出られるかどうかもまた競争です。

競争がどこまでも続く

特別クラスに上がった後も、試合に出るためには選抜メンバーと同等もしくはそれ以上の実力が求められます。実際に試合に出るためには、選抜されないといけません。つまり、試合に出るチャンスを得るためにも、毎日の練習や日々の努力、目標達成がとても大切です。

また、チームによるかと思いますが、息子のいるクラブチームでは特別クラスでは週末の練習試合を組んでもらえません。U9やU10として選抜された子たちが優先されます。なので試合感覚が身につきません。

そのため特別クラスに在籍する子たちは、「第二のチーム」として他のチームにも所属しています。「特別クラス」には選手登録の必要がないため、二重登録にはならないのです。

他のチームで「選手登録」をして公式戦に出場してもOKです。息子はクラブチームの特別クラスに在籍しつつ、少年団で選手登録をしています。

これで、万が一、メンバーに選抜されなかった場合も他のチームで試合に出られるというわけです。試合感覚を忘れないためにも試合の出場機会は確保してあげたいです。

スペシャククラスからのステップアップ

某J下部組織ではU10に上がる際にセレクションが行われ、スペシャルクラスにいる子達も既に入団を伝えられた子たち以外は再度セレクションを受ける必要があります。

某クラブチームでは既に選抜された子が他の強豪クラブチームやJリーグの下部組織なのどのセレクションに合格し移籍しない限り、上に進むことはできません。

空いた枠へ進むためには、外部セレクションはないため、特別クラスに残されていた子達の中からふるいにかけられます。スポーツの社会では当たり前ですが、低学年のうちでも強豪クラブチームとなると競争が当たり前です。特別クラスにいながらも日々努力を積み重ねて着実に実力を上げることが求められます。

小学校からクラブチームへ進む時代

最近では、小学校からサッカーを始めた子どもたちが、サッカーを続けるのであれば、中学校の部活ではなく、クラブチームに進むのがスタンダードになっています。実際、息子が通う小学校では1学年に4クラス以上あり、少年団のサッカーは1学年20人近くいますが、中学に進学するとサッカー部員は1学年10人以下に。11人制のため1学年では人数が足りず、チームを作るために1、2年生が合同で練習、試合をしています。

中学サッカー部員の減少

なぜこんなにサッカー部員が少ないのかというと、多くの子どもたちは中学校の部活ではなく、クラブチームに進むからです。

そのため、高学年になると少年団の子達はどこか所属出来るクラブチームはないかと、セレクションを受ける子どもたちが増えていきます。中には、競合クラブチームからスカウトされる子もいますが、少年団ではスカウトされることはかなりレアケースです。だからこそ、低学年のうちからJリーグの下部組織や競合クラブチームに移籍する子どもも多いのです。

子供のサッカーも進化している

Jリーグから海外へ移籍する選手が増えて、日本サッカーの実力が底上げされていると感じています。それと同時に子供のサッカー社会も進化しているのだ感じています。片道2時間かけてでも強豪クラブチームに通う子もいて、その道を選んだ理由も理解できます。どんどんと進化していくサッカーの世界で、少しでも早く成長するためには、クラブチームの選択肢を選ぶのも自然な流れになってきているのですね。

コツコツ努力が大切

この競争の中で、子どもたちはすぐに結果が出なくても、焦らずコツコツと努力し続けることが大切です。毎日の練習や試合で少しずつ成長していくことで、いざチャンスが回ってきたときに掴み取れるのだと思います。

まとめ

サッカーの競争社会は厳しく、悔しい思いを何度もすると思いますが、その分子どもたちは成長していきます。競争の中での経験が、サッカーの道は諦めたとしても、将来大きな力になるのではないでしょうか。親としては、子どもの練習をしっかり見守りながら、サポートしてあげたいですね。

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