子供のサッカー少年団 vs クラブチーム
少年団とクラブチームってどう違うの？
子供がサッカーを楽しんで上達できる環境を選ぶことは、親としてとても大切なことですよね。少年団とクラブの違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します！さらに、どちらが子供にとって最適かを見極めるポイントもお伝えします！
サッカー少年団とクラブの違い
サッカー少年団は、地元の小学校のグラウンドで友達と一緒にサッカーを楽しめるのが大きな特徴
比較的アットホームな雰囲気があります。
練習頻度がクラブに比べると練習頻度が少ない。試合や大会も近隣チームとが多め。
費用が安い！でも保護者の負担がある
月謝は1,500円〜2,000円程度と格安
サッカー少年団の月謝はとても安く、習い事としては破格！
多くの場合、コーチはボランティア（無償）で活動しています。コーチは子どもたちの保護者（特にパパさん）が引き受けてくださっていることが多いです。
集めた月謝はどこに使われるのか？
• 少年団の本部が管理し、大会のエントリー費や遠征費などに使われる
• 誰かが報酬として受け取るわけではない
・その分、保護者の協力が必要になる
月謝が安い分、運営を支えるために**「お当番」や「役員」**といった保護者のサポートが求められます。
お当番の負担はどのくらい？
• 協力的な保護者が多ければお当番を回せるため頻度は少なくなります．逆に非協力的な保護者が多いと頻繁にお当番が回ってくることも．．
ただ、練習日は半日、試合の日は1日子どもがいないので、お当番でない日はその時間を家事や自分の時間に使うこともできます！
息子のチームではお当番として、スコアをつける係＆お世話係、ビデオ撮影係、ホームでの開催時は駐車場係、設営係の協力者を募集します。仕事の都合で応援に行けなくてもその日の結果とプレーはラインで送ってもらえるので助かっています。非協力的な保護者も一部いますが、協力的な保護者が多くチームの雰囲気はいい方だと思います。
ちなみに近くのチームはお当番制度なし。少年団への入会を検討している方は、お当番の有無、お当番の内容、お当番の頻度、チームの成績も確認しておくと良いです。チームの雰囲気によって負担度は変わってきそう。
少年団はこんな方におすすめ
地域の友達と一緒に遊ぶのが楽しい！サッカーを通じて友達作りを重視
学校は違くても地域の友達なら比較的家も近いため、練習終わりに公園で遊ぶことも気軽にできて子供たちの絆や団結力が深まり、親としてもその姿は見ていて微笑ましいものがありますです。
費用を抑えたい
月謝が安ク、家計への負担を抑えつつサッカーを始めたい家庭におすすめ！
ただし、保護者の負担があることを理解しておくことが大切！
プロを目指すつもりはない
子供が楽しみながらスポーツをすることを最優先したい場合。
クラブチームの特徴
少年団は小学校の土グラウンドで練習、試合するのに比べて、クラブチームは綺麗な人工芝で練習、試合をしています。
上級レベルを目指す子供たちが集まりやすく、その中からセレクションを経て所属するため、チーム全体のレベルも少年団に比べて高いです。
練習頻度が多い
土日祝に平日も2日ほど練習になります。この他にサッカースクールへ通う子も多くいるため、実質週に5〜6回サッカーをしていることになります。その分送迎の負担が親にかかります。週末は試合の機会も多いです。
クラブチームの費用はどのくらい？
クラブチームは、月謝で運営されているため、少年団に比べて費用が高額になることが多いです。
クラブチームの主な費用
・ 月謝：１５，０００円〜20,000円程度（チームによる）
・ 入会時の初期費用（バッグ・ジャージ・ユニフォームなど）：10万円以上かかることも
・ 遠征費：試合や合宿の交通費・宿泊費が別途必要
なぜクラブチームは高額なの?
運営費や事務費、指導の質を維持するためのコストがかかる
少年団とは違い、クラブチームは基本的に営利目的で運営されるため、月謝やその他の費用が高額になりやすいです。選手の管理や試合の調整などを行う事務スタッフを雇っていることがあり、その人件費も必要になります。また、クラブ運営に必要な広告費、備品購入、設備管理費なども月謝に含まれています。
コーチの給料が発生する
クラブチームでは、プロやライセンスを持った指導者がコーチを務めることが多く、コーチの給与や指導料が必要になります。少年団のようにボランティアではなく、しっかりとした報酬が支払われるため、その分の費用が月謝に反映されます。
グラウンドや練習施設の使用料
少年団は学校の校庭や自治体のグラウンドを無料で利用できますが、クラブチームは専用のグラウンドを持っていることが多く、維持管理費が必要になります。また、グラウンドをレンタルする場合もあり、その費用もかかります。
遠征・大会費用が高額
クラブチームは強豪チームと試合をする機会が多く、県外・全国規模の大会や遠征が増えるため、交通費・宿泊費などの負担が大きくなります。大会参加費や審判への謝礼なども必要です。
指定のユニフォームや用品の購入が必要
入団時に、クラブ指定のユニフォーム、ジャージ（半袖、長袖）、ソックス、バッグ、ピステなどを揃えなければならず、初期費用が高額になりがちです。特定のメーカーと契約していることが多く、市販のものより高めになりやすいです。
少年団でも入会時にユニフォーム、練習着、ソックスを買いますが、1万弱。
ピステ、ポロシャツは選手登録が必要になる3年生から必要ですが、お下がり会などでゲットできることが多い印象のため、初期費用も少年団と比べると高額に。
クラブチームの費用を抑える方法はある？
クラブチームの費用は高いですが、工夫次第で節約することも可能です。
フリマアプリでユニフォームやバッグを中古で購入（クラブによってはNGのところもあるので要確認）
遠征費を抑えるため、乗り合いを活用する
兄弟で同じクラブに入ると割引がある場合も！
まとめ
クラブチームの費用が高いのは、コーチの人件費、施設の維持費、遠征費、大会参加費、クラブ運営費など、多くのコストがかかるためです。本格的な指導を受けられるメリットは大きいですが、家計とのバランスを考えながら選ぶことが大切です。
サッカー少年団 vs クラブ、どっちを選ぶべきか？
それでは、どちらが良い選択なのかを見ていきましょう。選択肢は、子供の性格や将来の目標によって大きく変わります。
クラブチームがおすすめな子の特徴
サッカーを本格的に学びたい子
少年団と違い、指導者はプロやライセンスを持つコーチが多く、技術的な指導が受けられるのが特徴です。
もっと上手くなりたい！技術をしっかり学びたい子
→ クラブチームでは、戦術やポジショニング、個人技の向上など、細かい指導を受けられるため、上達を目指す子にピッタリ！
✔ 将来、中学・高校でもサッカーを続けたい子
→ クラブチームでプレーすると、**強豪中学や高校への進路が広がることも！**特にJリーグ下部組織のジュニアチームなら、プロを目指す道も見えてきます。
✔ サッカーに対する意識が高く、向上心がある子
→ クラブチームは競争が激しく、レギュラー争いに勝たないと試合に出られないことも。向上心がある子ほど、クラブチームの環境で成長しやすい。
✔ 保護者のサポートが難しい家庭
→ クラブチームは少年団と違い、親の当番や役員の負担が少ないことが多い。送り迎えや遠征費などの負担はあるが、保護者の手伝いが難しい場合はクラブチームが向いている。
クラブチームを選ぶときの注意点
• 費用が高い（入会金や遠征費、ユニフォーム代など）
• レギュラー争いが厳しく、試合に出られないこともある
• 平日練習が多いため、学業との両立が必要
クラブチームならではのチャンスと環境！
クラブチームで大会を勝ち進み、上のレベルへ進むほど、多くの人の目に触れる機会が増え、スカウトされる可能性も高まります。
特に、Jリーグ下部組織や強豪クラブは、全国大会や有名な大会に出場する機会が多く、スカウトの目に留まりやすいのが特徴です。
周りの環境が刺激になる！
意識の高い仲間と切磋琢磨できる
クラブチームの子どもたちは、みんなサッカーへの熱意が高い！周りの意識が高いと、自然と「自分も頑張ろう！」とモチベーションが上がります。
親の意識も高く、サポート体制がしっかりしている
周りの保護者も、サッカーへの関心が高い人が多く、情報交換やサポートの工夫など、学べることがたくさんあります。
高いレベルの試合経験が積める
強い相手と試合をすることで、自分の実力を知り、さらなる成長につながります。
試合に出られないときの親のサポート
当然ですが、強いチームほど競争が激しくなり、レギュラー争いが熾烈になります。そのため、子どもが試合に出られないことも珍しくありません。試合に出られない期間が長くなると、「サッカーが楽しくない」と感じてしまう可能性も…。このようなときは、子どもの気持ちを大切にしながら、親としてしっかりサポートしてあげることが重要です。
努力や成長を認めてあげる
「試合に出られなくても、努力していることが大事」と、子どもの頑張りを言葉にして伝えましょう。
出場チャンスを増やす方法を考える
• 練習の取り組み方を工夫する
• 苦手なプレーを克服する
• コーチに相談し、課題を明確にする
場合によってはチーム移籍も視野に入れる
試合に出られない状況が続き、子どもが「サッカーをやめたい」と感じるほど辛そうな場合は、チームを変えることも選択肢の一つです。
• レギュラー争いが厳しすぎる場合、自分に合ったレベルのチームに移籍することで、試合に出る機会を増やせる
• チームの方針や指導スタイルを見直し、子どもに合った環境を探すことも大切
サッカー選択肢を見つけるためのポイント
子供の性格や関心
スポーツをどのように楽しみたいのか、サッカー選手としての道を目指すのか、まずは子供の気持ちを尊重しましょう。
費用面の考慮
クラブは高額な月謝や施設費がかかる場合が多いですが、少年団は格安です。家計に合わせて選びましょう。
• サポート体制
どちらの団体も、親のサポートが重要です。どのような活動やサポート体制が整っているかを確認しましょう。
まとめ
サッカー少年団とサッカークラブ、どちらが良いかは、子供の性格や将来の目標によって異なります。サッカーを楽しみながら友達作りをしたいなら少年団が、本格的に上達を目指すならクラブが最適です。
サッカーの世界に足を踏み入れ、子供の成長を見守る時間は貴重です。どちらの選択が最適かをじっくり考え、パパママとお子さんにぴったりのサッカー環境を見つけてくださいね。
サッカーを楽しもう！
コメント